あらすじ
エルゼは没落寸前の伯爵家をその商才で立て直した、美貌以上に金勘定が得意な伯爵息女。
対照的な夫のカシアン(公爵家の三男)「歩く彫刻」と称される絶世の美男子。趣味は浪費と、エルゼへの重すぎる愛の囁き。
エルゼが必死に稼いだ資産を、夫のカシアンは「愛の証」として湯水のように使い込んでいく。しかし彼は浮気もしなければ、暴力も振るわない。ただ、エルゼの時間を、財産を、そして精神を「甘すぎる愛」という名の真綿で締め上げ、じわじわと食いつぶしていってしまう。
エルゼは嫌気が差しているものの、他の誰も持ち合わせていない、カシアンの純粋な愛を無視できずにはいられなかった。