あらすじ

人の街という事だったが、違ったシルエットもちらほら見える。門近くの倉庫で荷を下ろしているのは、世話になった彼らだけではない。 鱗状の外皮と、突き出した口蓋から覗く肉厚の牙。 しっかりと着込み、背中が膨らんでいる。ゾールによると、携帯の暖房具らしい。 大ぶりの、懐炉のような物であろうか。 対照的に、ダブルコートトリプルコートと思われる種は、このような季節でも半裸だった。屋台から漂う香りに、鼻がヒクついている。 彼らと人類種が、喧噪と雑踏を作っている。

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カクヨム
カクヨム2026/02/07
  • 現在の作品文化人類学者と歴史学者と農学者が、多種族の暮らす異世界を旅するよ。散策もするよ。