あらすじ

"……こちらでは今、雨が降っています。 私の涙のように冷たい雨です。 氷雨が何もかもを流して、浄化してくれることを祈るばかりの夜です……" そこまで書いて、私はしたためる手を止めた。 あの人はこんなメールを読んでどう思うだろうか。 それすらもわからずに、私は益々暗澹たる気分になる……。 冬の氷雨が私のこの熱い想いを、心を冷まして流して欲しいと祈るばかりの私に、また長い長い時を超える深い静寂(しじま)の夜が来る……。

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小説を読もう2022/03/01
  • 現在の作品氷雨