あらすじ
【完結】大正ロマン×シンデレラストーリー。
「軍神」と恐れられる冷徹な青年将校は、初恋の妻だけを死ぬほど愛している。
大正三年、一月。
南国・鹿児島にて、歴史的な桜島の大噴火が起きた日。
没落華族の娘・小夜子(さよこ)は、継母と義妹に「荷物番」として屋敷に置き去りにされた。
降り注ぐ灰と、迫りくる轟音。
「ああ、私の命はここで尽きるのだ」
そう覚悟した小夜子の前に現れたのは、一人の軍人だった。
「遅くなってすまない。……迎えに来た」
煤(すす)と灰にまみれた小夜子を抱き上げたのは、かつて父の書生であり、現在は陸軍少佐として「軍神」の異名をとる小松巽(こまつ たつみ)。
彼は任務を放り出し、小夜子を救うためだけに帝都から駆けてきたのだった。
「君は私が命を懸けて拾った女だ。その価値を、君自身が否定することは許さん」
灰色の故郷を捨て、華やかな帝都・東京へ。
そこで始まったのは、冷徹と噂される彼からの、驚くほど甘く、過保護な溺愛生活だった。
最高級の銘仙の着物、銀座でのクリームソーダ、そして毎晩の優しい手当て。
「君は何もしなくていい。ただ私の檻の中で愛されていろ」
そう囁く彼の瞳には、小夜子への狂おしいほどの独占欲が宿っていて……?
虐げられていた灰被りの令嬢が、自分だけの王子様(スパダリ)に愛され、幸せを掴み取るまでの王道ラブロマンス。
【本作の読みどころ】
◆大正ロマンの空気感
桜島大噴火という史実を背景に、モダンな銀座の街並みや、当時の華やかな風俗を描きます。
◆どん底からの大逆転(ざまぁ要素あり)
小夜子を捨てた継母たちは、因果応報の末路を辿ります。さらに、二人を引き裂こうとするスパイ事件などの苦難を乗り越え、絆を深めていくカタルシスをお楽しみください。
◆冷徹ヒーローの激甘ギャップ
敵には容赦ない「軍神」となるヒーローが、ヒロインの前でだけ見せる甘い顔、弱音、そして執着。
「君がいなければ、私はただの人殺しに戻ってしまう」
そんな切実な愛の言葉に、胸キュン必至です。
※全10話完結済み。
※ハッピーエンド保証。
※史実をモチーフにしていますが、フィクションです。