あらすじ
かつて世界を救った「勇者一行」の一人でありながら、歴史書には名を残さなかった魔女・ルミナ。
彼女の役割は、戦うことでも称えられることでもなく――仲間や人々の“死後に残った感情”を星へ還すことだった。
勇者の死から百年以上。
長命種であるルミナは、変わり果てた世界を一人で旅しながら、かつて共に過ごした人々の“心の残滓”を回収し、夜空に新しい星として弔っていく。
これは、
「死んだあとに初めて、その人を知っていく魔女」の物語。
そして、永遠に生きると思っていた彼女自身が、自分の終わりを探す旅でもある。