あらすじ
人は死ぬと、七日間だけこの世界に“観測者”として留まる。
その間、誰か一人だけ――生前もっとも「理解できなかった人物」を見守る義務が課される。
主人公・ミユリは、死者を導く〈後観者(アフターウォーカー)〉の少女。
彼女自身は死ねない身体を持ち、何百年も死者たちの「最後の七日間」に付き添ってきた。
ある日、彼女の前に現れた死者は、
「ミユリ自身を深く愛し、そして憎んだ女性」だった。
ミユリは初めて知る。
自分が誰かの人生を壊していたことを。
そして、誰かの死後にしか芽生えない感情があることを。
これは、
死者よりも長く生きてしまう少女が、
“誰かにとっての死者”になるまでの物語。