あらすじ
平凡な日常は、音もなく崩れた。
Fラン大学に通う、ごく普通の大学生――
成田淳裕。
将来に大きな希望も絶望も持たず、
ただ流されるように日々を生きていた青年だった。
しかし、ある出来事を境に、
彼は「テロリスト」と呼ばれる存在になる。
物語は、すでに獄中にある彼の独白から始まる。
なぜ、彼はそこにいるのか。
何が彼をここまで追い詰めたのか。
そして――本当に、引き返す道はなかったのか。
これは、
悪を描く物語ではない。
英雄を語る物語でもない。
誰にでも起こり得た、
“選ばれてしまった普通”の記録である。