あらすじ
俺はチートや最強の力で無双する主人公が大好きだった。
我流剣術で無双。命を投げ打ってだす最強の魔法をポンポンブッ放す。
自分だけにしかない力がある。
そんな俺TUEEEEに憧れた。
創作物はそんな作品を多く読み漁ったし、終いには自作の小説を書いてネットにあげたりしていた。
日本・北欧・ギリシャ・インド……名だたる神々が居並ぶ神話の神から恩寵を授かる者たちが覇を競う異世界で、主人公にしか授からなかった最強の神の1柱の力を使って無双……我ながら良いと思って世に出した作品だったが、ある日、その世界のキャラに憑依してしまった。
「なんでモブやねーーん!!!」
主人公とか、主人公の親友とか、悪役とか、なんなら神とか……でもなく、主人公達が通う学園にいるただの一般人生徒としてだった(泣)
しかしまあ、自分の作品の世界だ。
主人公が無双するところや、自分が思い描いたヒロイン達をを間近で見れるチャンスだ!
そう思っていた時期が俺にもありました。
だが、主人公は、恩寵を授かった最高神ヴィシュヌの圧倒的な能力《チート》に溺れ、自分を神だと錯覚する独裁者と化していた。
さらには、ヒロインたちをコレクションのように扱い、世界の設定を私物化して破壊していく姿に、次第に俺の堪忍袋の緒が切れる。
「お前にその力はもったいない。……というかぶち殺してやる」
「生みの親」による容赦ない物語の修正(粛清)が今、始まるのだった。