あらすじ
私は存在してはいけない子だった。
断罪され処刑された記憶を持つヴィオレッタが目覚めたのは五年前。 しかもその体は公爵家が闇に葬った双子の妹のものだった。
表舞台に立つ姉を陰から支え破滅を回避する。 それだけが新たな人生の目的だった。
社交術も政治知識も匿名で姉に届けた。 姉の評価は上がり続ける。 全ては計画通りのはずだった。
けれど一人の王子が気づいてしまう。 放蕩者を装う第二王子アルヴィンだけが影の正体を見抜いていた。
姉を守り続けるのか。 それとも光の中へ踏み出すのか。
消えるはずだった少女の選択が宮廷を揺るがす。