あらすじ
冒険者ギルドで働くアルトは、
掃除・整理・後始末を担当する、ただの雑用係。
ダンジョンの外を掃除し、
倉庫を片付け、
危ないものを「ついで」に撤去しているだけ。
それなのに――
なぜかダンジョンは消え、
街は安定し、
国は「触るな」と判断を下した。
本人は今日も思っている。
「最近、仕事が減ったなぁ」
戦わない。
前線に出ない。
自覚もない。
それでも世界は、
彼が“普通に働ける日常”を守るために必死になっていた。
これは、
最強なのに何もしていないつもりの雑用係と、
それを理解してしまった世界の物語。