あらすじ

オブリージュ王国。日本からの異世界転生者、和嶋創也改め、オブリージュ王国エルデ一世は、チート能力な魔法と地球の知識で国を急激に「近代化」させた。

しかしその改革は平和、自由の名の下に文化侵略と武力征服を伴い、善意の仮面の下に偽善と独裁を隠していた。

王太子アルカナは、一族に愛されながらも、父の理想と偽善に疑問を抱いた。

ある日観たシェイクスピアの『リチャード三世』に衝撃を受ける。

『口先で綺麗ごとを言う今の世の中、どうせ二枚目は無理だとなれば、思い切って悪党になりこの世のあだな楽しみの一切を憎んでやる』と、悪を貫く戯曲の中のリチャード三世に魅力される。

「今の世が偽善なら、私は本物の悪になればいい」彼は自ら新たな手段を選ばないと決め、肉親や親愛の情を捨て、野心の為に暗躍する。

まるでその権謀術数はリチャード3世、外交はルイ11世、信仰心はフェリペ2世の如き謀略家な王子。

だが歴史は繰り返す。リチャード三世がいるならば、『ヘンリー7世』は無論存在する。

皇帝の偽善的な平和か、息子の冷徹な秩序か。はたまた教会、他大国も絡む思惑に塗れた政治闘争

白薔薇を掲げた若き悪党は、王国の未来をどこへ導くのか?――異世界ファンタジーの仮面をかぶった、陰謀と因果の政治劇。

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アルファポリス
アルファポリス2026/02/05
  • 現在の作品白薔薇を求めて――『リチャード三世の王冠を目指して』