あらすじ
「この痣さえなければ、普通の女の子になれるのに」
15歳の糸川くるみには、誰にも言えない秘密がある。 右肩にある、時折熱を帯びる奇妙な『炎の痣』。 それを消して「普通」を手に入れるための手術代、500万円。 彼女は放課後、時給1400円の居酒屋バイトに命を懸けていた。
だが、そんな彼女のささやかな平穏は、一人の少年によって無残に壊される。 「命を削って、俺を焼いてみろよ」 雷光を纏う少年・坂田一。彼は、痣を持つ者同士が命(寿命)を削り合って戦う、血塗られた宿命の体現者だった。
絶体絶命の危機に、くるみのポーチの中から目覚めたのは、伝説の紅蓮龍……のはずが、くるみに「デカくて可愛くない!」と拒絶され、無理やり手のりサイズに圧縮された聖獣・ロロ。
「お主、寿命を金で換算するな! 今の無駄遣いで三日は寿命が縮んだぞ!」 「えええっ!? 三日分……一万六千円も損したの!? ロロちゃんのバカぁ!」
【第1部:聖獣あり組との死闘】 次々と現れる、属性を冠した能力者たち。 命を燃やして戦う彼らに対し、くるみは「いかに寿命を節約して生き残るか」という独自の戦術で立ち向かう。
【第2部:聖獣なし組の襲来】 物語はさらに過酷なステージへ。痣を持たず、聖獣の導きも拒絶し、ただ効率的に命を使い捨てる謎の暗殺者集団が登場。世界の真実と、痣の正体が明かされる。
これは、自分の価値を時給で測っていた少女が、仲間と共に「自分だけの命の使い方」を見つけるまでの、200話にわたる闘争と成長の記録。
「火を灯せ。――ただし、節約しながら!」