あらすじ
断罪回避のために逃亡した悪役令息が、王太子に捕まり溺愛される話。
前世の記憶を取り戻した伯爵令息エリアン(オメガ)は、自分がBL小説の悪役であり、悲惨な末路を迎えることを知る。
「鉱山送りなんてまっぴらだ!」
彼は前世の製薬知識で作った「特製抑制剤」でフェロモンを完全に消し、婚約破棄の混乱に乗じて王都から脱出。辺境で薬師として平和に暮らすはずだった。
しかし、王太子ラディウス(アルファ)は気づいてしまった。
エリアンが去った後の空気に残る、魂を震わせる「運命の番」の香りに。
「見つけたぞ、私の白百合」
最強アルファの野生の勘と執着は、エリアンの想像を遥かに超えていた!
※オメガバース/ハッピーエンド/溺愛/監禁(ソフト)/逃亡受
※本作はオメガバース設定を含みます。一部、流血表現や軽度の性的接触を想起させる描写がありますので、苦手な方はご注意ください。R15相当の内容を含みます。
【登場人物紹介】
◆エリアン・フォレスター
本作の主人公。白銀の髪にアイスブルーの瞳を持つ美しい伯爵令息。オメガ。
前世は過労死した製薬研究員。転生先が「断罪されて鉱山送りにされる悪役令息」だと気づき、生存本能全開で逃亡を図る。性格は現実主義で慎重だが、根はお人好し。自身のフェロモンは「凍てつく白百合」のような清廉な香り。
◆ラディウス・アークライト
王国の王太子であり、最強のアルファ。黄金の髪に深紅の瞳。
本来は原作小説の主人公(ヒロイン)と結ばれるはずだったが、婚約破棄の現場でエリアンの「抑制された匂い」の奥にある本能的な芳香を感知し、理性の箍が外れる。執着心が深く、獲物を追い詰める際は笑みを絶やさない。フェロモンは「雷雨の前のオゾンと白檀」のような圧倒的な覇気。
◆ミカエル
原作小説の正ヒロイン(オメガ)。ピンクブロンドの愛らしい少年。
本来ならラディウスと結ばれるはずだが、今作ではラディウスの眼中に全く入らず、むしろエリアンの逃亡劇に巻き込まれ呆気にとられる脇役的な立ち位置。