あらすじ
殺意までも脳裏によぎった本郷麻衣との火の玉川原での死闘、そして禁断のケムリ漂う中での魂の交尾…、禁断の門を一気に走り踏んだ15歳の横田競子。ピュアの化身がその道理で導いた運命はかくも熱く過酷だった…。
東京埼玉都県先の要として、新生・南玉連合の中核を担って約1年…。
”赤い狂犬”合田荒子が引退後、ケイコは麻衣との喧々諤々なガチンコ二頭体制のよる奇異稀な内部統制を以って、女性組織ながら、ヤクザの息のかかる悪ガキ集団をも統括する、フレーム均衡状態をキープしてきたのだが…。
この年も本格的な夏が訪れると、相和会のカリスマ親分、相馬豹一が持病で死期を迎えようとしていたことから、ケイコは相馬との確約に沿った、クスリからの”水揚げ”」を決意するが、誰にも相談できない重圧に焦燥していた。
そんな中、中学時代の親友から千葉の海行きに誘われる。心の整理には好機と捉えた、その行程最終夜…。
風の強い海辺で花火に火が灯せないケイコたちの前に、蚊取り線香を片手にした若い青年がやって来て、強風に悪戦苦闘の少女たちが握る花火へ閃光を燈す。
そして…、1週間後相馬豹一がついに逝去に至り、その葬儀に参列したケイコは、相和会幹部の剣崎から、跡目争いで葬儀をボイコットした反目幹部の建田の元へ書簡を遣わされるのだが…、運命の操か、そこで、蚊取り線香片手の彼と気行き極まる再会を果たす。
その彼…、香月アキラの同じ手は、その日、ライブステージの上でギターを弾いていた…、そう、ケイコが遣いに赴いた”そこ”とは、マッドハウス(⇒建田が、東京北部の地上げ拠点としていた旧繊維工場)
だった。
かくて、相和会を共通項としたケイコとアキラの劇的再会は、すぐに二人を恋路に落とすのだったが、それは、麻衣と相和会を巻き込む波乱万丈のひと夏、そしてその後に訪れる驚天動地たる顛末のプロローグだった…。
注釈:ヒートフルーツという作品の起草は、ケイコとアキラの過酷な愛、そして麻衣が強硬乱入するのしてのトライアングル模様を軸に描いたこの第2部が、本来の本編となります。
なので、第1部(全1010ページ完結済)との相関関係、さらにスケールアップしての第3部を含めた全体ストーリーの補足は『ヒートフルーツ」ナビバージョンで、順次、補足アップして参りますので、よろしかっかったらお立ち寄りください。