あらすじ
「本日をもってユリアナとの我が婚約を破棄する。また、聖女の称号も剥奪し、王都からの追放を命ずる」
ユリアナは平民出身ながら強い癒しの力を持っていた。1000年に一度現れるとされる大聖女の称号を得たうえに、婚約者であり王子のリッドと共に魔物討伐に邁進する日々を送っていた。
だがリッドはユリアナを休ませることなく働かせ、ユリアナの癒しの力を濁らせていた。
そんな時に圧倒的な力を持つ上級魔物が、王国北部に襲来する。
ユリアナは全力を尽くしたものの、多くの犠牲を出してしまった。そしてその責任を押し付けられ、大聖女の称号を剥奪される。リッドからの婚約破棄に加え、王都からの追放を命じられる。
それから一年。ユリアナはユーリと名を改め、顔を隠し、新たな職に就いていた。