あらすじ

親友は、突然この世を去った。 「いつか空を飛ぶ」と笑っていた彼女は、その言葉通り空へ手を伸ばし、そして戻らなかった。 取り残された「私」は、約束を破られた怒りと、置き去りにされた喪失感を抱えたまま日々を過ごしていた。 そんなある日、亡くなったはずの親友から一通の手紙が届く。 そこに書かれていたのは、思い出の場所を巡る“宝探し”の提案だった。 導かれるままに訪れる公園、通学路、かつて二人だけの世界だった場所。 手紙に残された無邪気な言葉と記憶の欠片は、忘れようとしていた感情を静かに呼び起こしていく。 死んでもなお、親友は「私」を振り回す。 それでも最後まで付き合うと決めた先で、「私」は理解する。 光を失っても、人は生きていかなければならないのだと。 これは、逃げてしまった者と、残された者の物語。 そして、忘れられない別れとともに、それでも前へ進むための小さな決別の記録である。

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カクヨム
カクヨム2026/02/05
  • 現在の作品光をなくしたあの日から