あらすじ
『アルファポリス 第15回『絵本・児童書大賞』エントリー作品です。
こちらの原型である「人柱奇譚」は、
昔、どうにもやり切れないことがあった時に、
その時に生えた、自分の辛く悲しい気持ちという木に成った実を、片端からぶちぶちともいで、
一度良く潰して、
「創作のフィルター」に掛けて濾してから、アクを掬いながら煮詰め、
「橋姫伝説」と、小川未明の童話をベースに、
O.ヘンリーの小説、川端康成『心中』、坂口安吾『桜の森の満開の下』などの要素で味付けして、
瓶詰めに仕上げた『人柱奇譚』を、
再び棚から引っ張りだして来て、
細々とした単語の入れ替えというブランデーを少々加え、
「絵巻物」をイメージした書式の見直し変更、というクレープ皮で包んで、
何とか一品にしたものです。
姿形は少し変わりましたが、
紛れもなく、私が学校を出て以来、初めて設けた「子供」です。
何とぞよろしくお願い申し上げます。