あらすじ

人が強い感情を失うと、 その土地や物の「色」が褪せていく世界。 戦争、差別、喪失、後悔。 取り戻せない想いが積み重なり、世界は静かに色を失っていた。 少女ルーミアは、 人の感情を「色のある糸」として視ることができる ただ一人の〈色糸魔導士〉。 彼女はその力で、 人の想いを布や手紙に編み込み、 わずかに世界の色を取り戻していく。 ――だが、代償があった。 誰かの感情を編むほど、 彼女自身の感情は少しずつ薄れていく。 そして、自分の感情だけは、決して視ることができない。 「救うこと」が正解なのか。 「語ること」は、誰かを傷つけないのか。 沈黙は、逃げなのか、それとも選択なのか。 旅の中でルーミアは、 次第に“世界を救わない”という選択に辿り着く。 導かず、裁かず、答えを与えない。 ただ、奪われた声と、選ばれた沈黙を見届ける者として。 色を失いながら、それでも歩き続けた少女が、 最後に紡ぐものとは――。 これは、 世界を救わなかった魔導士が、 それでも「生きていい」と認めるまでの物語。 ※長編を予定しています。 ※サムネ画像は作者のイメージ維持のため仮置きしてます。良いイラストができた場合に差し替え予定

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エブリスタ
エブリスタ2026/02/04
  • 現在の作品感情を編む魔導士は、世界を救わない──褪せゆく世界で少女は色を紡ぐ