あらすじ
恋人が忽然と姿を消した。
やがて男の周囲には、疑惑と噂がまとわりつき始める。
ニュース報道、社内メール、ネット配信の暴露動画――
断片的に現れる“記録”が、彼を少しずつ追い詰めていく。
やっていないはずの罪が、現実味を帯びて迫ってくる。
そんな中、ただ一人だけ味方でいてくれた女性。
彼女の家へ身を寄せたとき、男はようやく逃げ場を見つけたはずだった。
だがその屋敷には、決して踏み入れてはいけない場所があった。
消えた恋人の痕跡。
閉ざされた扉。
外へ出られない家。
守られているのは、いったい誰なのか。
これは、疑惑から始まる監禁の記録。
真実に気づいたとき、もう逃げ場はない。
(ホラー短編賞応募作品)