あらすじ

「勉強」。 それはこの世で生きていく上で、切っても切れない関係のもの。時に嫌悪され、時に好まれる。そんな存在。 勉強に今現在も苦しめられている学生たちは多い。 人々は知らない。影からそのような者達を支え、調査している存在がいることを───。 その名を、全国学生勉強・生活バランス調節団。 言いやすく略して、「学調団」と言った。 「なあ、やっぱやめねぇ?この名前。」 長いし、色々怖えし。 黒髪の青年が、ぼそりと呟く。 「じゃあ、どんな名前が良いのですか?貴方のセンスに期待はしていませんが、一応聞いてあげますよ。」 そう問われると、青年は少し悩む素振りを見せたあと、どやっと自信満々に笑って言った。 「数学と愉快な仲間たち、とか!」 「……はぁ。やはりお前にはセンスがないですね、『数学』。そんな名前になるくらいなら末代まで呪われたほうがマシです。」 数秒の沈黙のあとに返された返事に、青年──『数学』は不服そうに声を上げる。 「なんだよ『国語』、つれねぇな。ちょっとくらいノってくれてもいいのに!」 『国語』はメガネを掛け直して、はぁっと再びため息を漏らした。 彼らは『学調団』の一員であり、そして、 『教科』の化身であった。

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カクヨム
カクヨム2026/02/04
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