あらすじ
十五歳の轟茉央は札付きの悪たれ。小学校三年生で不良女子高校生十人を素手で倒した過去を持つ。
授業を欠席しては喧嘩に明け暮れる毎日。そんな彼女に、同じ学校に通う生徒は誰も近寄ろうとしない。
だが、茉央はそれを寂しいと思ったことがない。
両親とは中学校卒業と同時に、勘当され、孤独の身となった。
高校には入学できたが、入学式以降、一度も出席していない。留年は間違いないと教師陣に囁かれていた。
喧嘩し、茉央の名が県内に轟き渡ろうとしていた六月中旬の月曜日、高架橋の下にいた茉央の元に一人の人物が姿を見せる。
その人物とのやり取りが、茉央の心を変える……?