あらすじ
「魔法は破壊の道具ではない。誰かを笑顔にするための知恵なのです」
女神アルテミスより人類唯一の“魔力”を託されたウェンディと、彼女を支え続ける王太子妃アマンダ。二人がもたらした「魔法」は、隣国シュタインベックとの戦争を辛うじて回避させた。
しかし、平和は脆くも崩れ去る。 シュタインベック王国で軍部によるクーデターが勃発。慈悲深いユルゲン王は地下牢へ幽閉され、実権を握った軍部は新兵器『炸裂弾』を手に、再びダベンポート王国への侵略を開始した。
女神との「不殺(ふさつ)の誓い」を掲げるアマンダたちは、かつてない窮地に立たされる。 武力で制圧すれば女神の怒りに触れ、魔法が再び失われてしまう。 戦わずして、どうやって国を、そして平和を愛する王を救い出すのか?
アマンダは自身の安全を省みない禁断の策を提案し、ウェンディは不可能と言われた隠密魔法に命を懸ける。 そして、無魔力だったはずのアマンダの身にも、ある「奇跡」が宿り――。
一人は王太子妃として、一人は最初の魔法使いとして。 かつての親友、そして戦友である二人の令嬢が、知略と絆で「新時代の平和」を切り拓く完結編!