あらすじ

一度死んだ少年と、「器」の少女。欠けた魂が、今響き合う。 「俺の名前は上月雄大。中学二年生。どうやら一度、よく分からないうちに死んでしまったみたいです」 ある日、雄大は命に関わる怪我を負ったはずだった。 それなのに、何事もなかったかのように日常へ復帰したことを、誰もが不思議に思っている。 医者も首を傾げる奇跡。だが、彼自身にだって分からない。 ――記憶が、飛んでいるのだ。 なぜ血まみれで倒れていたのか。 誰にやられたのか。 誰も答えを持っていない釈然としない気持ちを抱え、雄大は久々の学校からの帰り道を歩いていた。 「上月ユータ様、ですね?」 そこで彼は、一人の少女と出会う。 透き通るような白い肌に、朱く輝く瞳。真っ白な装束を纏った彼女は、一切の表情を変えることなく、坂の下にいる雄大を静かに見下ろしていた。 彼女の名はリィナ。 その白き少女は、雄大を非日常へと誘う。 かつて存在した魔術師が残した最後の秘術。 その儀式が引き起こす、魂を懸けた戦い。 ――欠けた魂は己が半身を求めて響き合う。 悠久の時、果てしない旅路の果てに。 少年と少女が出会う時、物語は動き出す。

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小説を読もう2026/02/04
  • 現在の作品ソウル・エコーズ~精霊達への鎮魂歌~