あらすじ

冒険者ギルドの適性試験で、レンは前代未聞の結果を叩き出した。 剣術D、魔術D、回復D、探知D、鍛冶D——全スキル適性D。 何をやらせても人並み以下。どのパーティからも「足手まとい」と断られ、冒険者への道は試験開始三分で閉ざされた。 行き場を失ったレンは、世界最大の迷宮「深淵の門」を抱える都市クロイツで、ギルドの雑用係として働き始める。落とし物回収、伝言配達、負傷者の搬送補助——誰も受けたがらない依頼を引き受ける日々。 だが、「全てがD」という特性は、想定外の場面で真価を発揮した。 専門家が見落とす死角を、複数の視点で補う。 一つのスキルでは解決できない問題を、組み合わせで突破する。 誰も関わりたがらない厄介事を、器用さと交渉術で丸く収める。 探知と回復と鍛冶を同時にこなせる人材は、この街には他にいない。 やがてレンは「便利屋」として名を上げ、迷宮都市の表と裏、様々な人々と関わっていく。ギルド職員、魔道具店の偏屈な老人、裏路地の情報屋、酒に溺れる元A級冒険者——。 そして、街の闇を支配する組織「鉄鎖」の影が、少しずつレンに迫り始める。

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カクヨム
カクヨム2026/02/04
  • 現在の作品全適性D判定の俺、便利屋として迷宮都市で成り上がる