あらすじ
この世界では、
人は18歳になると「自分専属の神様」が見える。
神様は願いを一つだけ叶える代わりに、
その人の「何か」を奪う。
主人公・蒼(あおい)は、
幼い頃に母を亡くした少年。
18歳の誕生日、
彼の前に現れた神は――
泣いていた。
その神は言う。
「お願い。私を殺して」
神を殺すと、
願いは無効になる。
だが同時に――
世界の“理”が一部崩れる。
蒼は迷いながらも神を殺す。
その瞬間、
世界から「奇跡」が消え始める。
そして彼は出会う。
まだ神を殺していない少女・凛。
凛の願いは、
「弟を生き返らせること」。
彼女の神は囁く。
「願いを叶えれば、弟は戻る。
でも君は“誰からも愛されなくなる”」
蒼は知っている。
神の願いは代償を伴う。
彼は凛を止める。
だが彼女は言う。
「あなたは奇跡を否定した。
私は奇跡にすがる」
世界は、
“神を殺す者”と
“神に縋る者”に分かれていく。