あらすじ

琴に合わせて、笛が泣く。 方違えのため、近衛少将は讃岐守の屋敷を訪れる。 そこは、夏の初めに一人娘を病で失った家だった。 夜更け、屋敷の奥から横笛の音が聞こえてくる。 音を辿った少将は、庭で笛を吹く一人の男と、その前に揺らぐ朧なものを目にする。 男は語る。 娘に恋をしていたこと。父に阻まれ、文も返されぬまま別れたこと。 そして、死後もなお夜ごと琴の音を聞き、横笛で応えていたことを。 このままでは男が娘に引かれ、命を落とす――そう悟った少将は、嵯峨殿に助言を求める。 与えられたのは、もののけを祓う札だった。 平安ブロマンスホラー第六弾。

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小説を読もう2026/02/04
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