あらすじ
深淵の森で身を潜めていた弱き魔物ラグナードは、複数の魔神が同じ方向へ走ってくる異様な気配を察知する。
やがて現れた3体の魔神は、逃げ遅れた同族を食らいながらも争わず、まるで意思を共有しているかのように行動していた。
その中の1体──四本脚の魔神が残した言葉は衝撃的だった。
「……魔神王……死んだ……次は……俺……」
絶対王と呼ばれ、誰も倒せないはずの魔神王の死。
恐怖と同時に、ラグナードの胸には“知りたい”という強い衝動が芽生える。
逃げるだけだった彼は、初めて自らの意思で歩き出す。
魔神王の死の真相を確かめるために──。