あらすじ

スクールカウンセラーの牧野七星は、 学校で「問題が起きていないこと」を記録する役目を担っている。 相談に来る生徒はいる。 会議も行われる。 規則も、前例も、善意も揃っている。 それでも、何かが少しずつ抜け落ちていく。 みゆきは、特別な問題を抱えているわけではない。 欠席が続くわけでも、反抗的でもない。 ただ、誰も「今すぐ守る理由」を見つけられなかった。 この物語に、明確な加害者はいない。 怒鳴る大人も、暴力も、劇的な事件も起こらない。 あるのは、正しい判断と、穏やかな対応と、 誰も責任を取りきらなかった時間だけだ。 最低だったのは、無関心ではない。 正しさを重ねた結果だった。 静かに進み、静かに残る物語。

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カクヨム
カクヨム2026/02/04
  • 現在の作品最低な大人たち