あらすじ
「断る。私はもう、これ(こんそめ)のない世界には戻れぬ身となった」
深夜一時のアパート。貧乏学生・浅野翔が帰宅すると、そこには俺の特大ポテチを抱え、指先の粉を舐めとる金髪長耳の絶世のエルフが座っていた。
彼女は異世界の「伝説の射手(自称)」。だがその実態は、現代日本のジャンクフードに魂を奪われた重度のポテチ依存症。
学費の支払いに追われる翔は、彼女の超常的な弓の腕を利用するため、一つの不純な契約を持ちかける。
「あんたがダンジョンで戦え。報酬はポテチだ」
「よかろう。その契約、乗った。……案内しろ、契約主よ」
こうして成立した、「ポテチ一袋につきボス一匹」という最低の契約。
しかし、いざダンジョンへ向かえば、彼女が顕現させた光の弓は、F級ダンジョンの通路ごとボスを消滅させる戦術核級の威力だった。
ネットでは『ポテチエルフ』として大バズりし、ギルドの調査官には「戦術核を持ち込むな」と目をつけられ、挙句の果てに翔の母さんには「エルちゃん」と呼ばれて茶菓子(歌舞伎揚げ)で懐かされる始末。
すべては『ピザ味』という名の栄光を掴み取るために。
最強エルフと苦学生の、胃が痛くなるようなダンジョン無双が幕を開ける!