あらすじ
前世で寝具開発に没頭し、自作の枕の上で過労死した28歳の佐藤寝子。彼女が転生したのは、魔法が存在し、なぜか「マジッター」などのSNSが普及した異世界の、田舎領主の娘・ネルコだった。
二度目の人生、ネルコは決意する。「今世こそ、愛する寝具に囲まれて、心ゆくまでふかふかを愛でてやる」と。18歳になった彼女は、家柄を捨て、王都で安眠寝具店『シエスタ』を開店。そこで出会ったのは、居場所を失い、毛並みもボロボロになった六人のケモ耳幼女たちだった。
ネルコは、前世の知識と今世の魔法裁縫を融合させ、彼女たちのために『耳穴付きフードパジャマ』を開発。冷徹な店主を装いながら、内心では幼女たちの可愛さに絶叫し、毎日全力でブラッシングし、その「尊すぎる日常」をマジッターに投稿する日々。
「いらっしゃいませ。最高の『ふかふか』をご所望ですか?」
氷の店主が差し出す究極の枕と、フードから耳を「シュポッ」と出した幼女たちの接客に、王都の疲れ切った人々は次々と陥落。店はまたたく間に「マジ・レビュー」で最高評価を叩き出し、大陸一の聖域へと成長していく――。
これは、もふもふを愛しすぎる不器用な職人が、家族(幼女)と共に幸せな眠りを守り抜く、至福のスローライフ奮闘記。