あらすじ
異世界を渡り歩く魔物狩りの狩人——通称、魔狩人。その一員であるヒグレ・シルヴァルド。名が通り始めた頃から悪い噂は絶えないが、それ相応の実力を持った神出鬼没の狩人。
ある日のこと、依頼を引き受けて異世界へとやってきたヒグレは、特別な力を持つ獣人の少女と出会う。魔物討伐の助力を受け、彼女の事情と成り行きから行動をともにすることになる。
事件の真相を探るために赴いた森で、死にかけた〝魔女の子孫〟と邂逅する。だが、その魔女には記憶がなかった。満身創痍の彼女に残っていたのは、家に帰りたい、という思いだけだった。見捨てることも他人まかせにもできなかったヒグレは魔女を救うべく、仲間とともに広大な世界を渡り歩く。
魔女を狙う者、未踏の異世界、再会と対立、出会いと別れ、芽吹く命と散る命、表舞台に引きずり出されたヒグレは、数奇な運命を辿っていくことになる。