あらすじ
放課後のフードコートで見かけた、見覚えのない制服の少女。
その小さな違和感は、やがて、歴史から消された謎の痕跡へと繋がっていく。
現代の顔認識アプリが拾い上げた現役アイドルの顔と、何十年も前に撮られた白黒写真。
重なってはならないはずの顔。
存在しないはずの村。
そして、定められたかのように消えていく子供たち。
調べるほどに、ネットの向こう側から“何か”が、こちらを見返してくる。
これはただの奇譚ではない。
人々の欲望や復讐心が絡み合い、静かに誰かを森へと誘う物語だ。
読み進めるにつれて、あなたは問い直される。
――消えたのは、本当は「誰」なのか。
――そして、次に顔を奪われるのは、誰なのか。
読後、何気ない写真やSNSの沈黙は、二度と同じ意味には見えなくなる。
静かで、冷たく、逃げ場のない現代ホラー。
※こちらはカクヨムに投稿した作品です