あらすじ
桜並木の丘にひっそりと佇む
小さな喫茶店──
〝喫茶 桜〟
看板メニューは
コーヒーでもケーキだけでもなく──
店長であり、陰陽師でもある
櫻塚時也そのものが紡ぎ出す
一皿一皿の物語
昼は、悩みを抱えた客が
ふらりと迷い込む〝不思議〟な喫茶店
夜、看板の灯りが落ちると
厨房はもう一つの舞台へと変わる
常連様から届いた
〝今度、これが食べたい〟
〝昔、大好きだったあの味をもう一度〟
というささやかなリクエスト
時也は、その願いを
心をほどく物語として皿に仕立てていく
厨房という見えないところで
食材と対話し
植物を操る異能と
陰陽師として培った繊細な感覚で
刃を滑らせ
火を操り
味を結び
香りを立ち上らせる
それは少しだけ不思議で
少しだけ現実離れしていて
それでも確かに
〝おいしい〟と胸に残って欲しいという
小さな祈りのような料理たち
一話につき一皿
常連様がリクエストくださった料理を通して
喫茶桜の面々の日常が
湯気とともに
ゆるやかに浮かび上がる
読めば読むほど
まるで自分もカウンター席で
出来立ての皿を
目前にしているような錯覚に陥るはず──
※おなかが空いている時の閲覧は
くれぐれもご注意を
飯テロ注意の、愛情過多な厨房より🌸
そんな陰陽師の彼が営む
不思議な喫茶店があるのは、こちら──
本編
紅蓮の嚮後 〜桜の鎮魂歌〜
https://kakuyomu.jp/works/16818622175686771533