あらすじ
18☓☓年。かつて能力者と呼ばれる者達によって国が築き栄えたことにより、超能力を持つ者が優遇される王国『シンシエスタ王国』。
代々能力者一族として名のあるガージェスト伯爵家で唯一無能力として産まれた『エミリア・ガージェスト』は両親から虐げられ、侍女達からも『無能力令嬢』と馬鹿にされてきた。
そんなエミリアにとって拠り所は6歳上の姉『ソフィア・ガージェスト』だけだった。ソフィアは傷を癒す能力を持つ才女で、誰にでも分け隔てなく優しい令嬢だった。
しかし突然ソフィアが謎の死を遂げ、エミリアはソフィアが亡くなる前に貰ったコンパクトミラーに"真実を映す"力あることを知る。
エミリアはコンパクトミラーの力を使って侍女達の横領や秘密を暴いたことで両親達に能力があると思わせ、以前とは打って変わって大事にされるようになる。しかしエミリアにはそんな両親の態度などどうでも良かった。エミリアは知りたかった。何故姉は突然亡くなったのか。誰に殺されたのか。
真相を探るべく、エミリアは姉が通っていた『聖カリファチュア学院』に入学する。姉と恋仲と噂のあった伯爵子息『ジル・アーバンド』と共に学院で起こる不可思議な事件を解決していく――
無能力令嬢が不思議な力を持つコンパクトミラーを武器に『映し出された真実』から事件を紐解いていくミステリー×ファンタジー開幕である―――