あらすじ
「君は無能だ。今すぐこの国から出ていきたまえ」
十年、休みなしで国に尽くしてきた。
魔王軍を退け、結界を張り、王族のニキビまで治してやった。
だが、返ってきたのは第一王子からの理不尽な追放令。
……え、本当に辞めていいのか? 自由になれるのか!?
「わかりました。退職金代わりに、この魔物だらけの荒れ地をいただきます!」
歓喜と共に最果ての地に転移した最強魔導師のアレク。
彼が求めたのは、誰にも邪魔されない「究極のスローライフ」だった。
落ちていた枝を「神話級のクワ」に作り替え、一振りすれば不毛の大地が黄金の畑に。
しなびた種に「エリクサー」を撒けば、一口で寿命が延びる「神域のトマト」が爆誕。
腹を空かせた野良犬を拾えば、それは国を滅ぼす伝説の神狼(フェンリル)だった。
さらに、地下を掘れば古代文明の管理AI(美少女)が目覚め、
あまりの神々しさに隣国の聖女や、かつての王国の王女までが「下女にしてください!」と転がり込んできて——。
一方、アレクを失った王国では、結界が消え、魔物が溢れ、
さらにアレクが「ただのゴミ」として捨てた石ころが、国家を揺るがす戦略兵器となって大パニックに!?
「いや、俺はただ静かにトマトを育てたいだけなんだけど……」
地上どころか、ついには月面にまで「究極の楽園」を築き上げる、
無自覚最強魔導師のデタラメ開墾ファンタジー~!