あらすじ
公爵令嬢エレシア・グリフィスはエドワード王子の婚約者だった。そう、昨今ありがちな婚約破棄を行われ、エドワードは真実の愛を見つけたと言って恋人である男爵令嬢マリアンヌを選んだのだ。
だがしかし、そうは問屋が卸さない。
乙女ゲームのヒロインよろしくピンク頭のマリアンヌに全てを奪われて大人しくなるエレシアではない。しっかりと対策をして、エドワードにギャフンと言わせたのだ。
王位継承権を失ったエドワードに愛想をつかしたマリアンヌはさっさといなくなり、エドワードは王城を追い出されてしまった。
最低限の権威を保つ生活を余儀なくされたエドワードは、城下にある白雪の舘で暮らすことになった。しかも予算の都合で侍従はフットマンのアルゲオただ一人である。予算のつかない肩書き王子となったエドワードは、アルゲオに尻を叩かれながら仕事をこなす。
意外にも素直に仕事をこなすエドワードは、ゆっくりと着実に王城の人達から信頼を取り戻すのであった。
そして、元婚約者エレシアと元恋人マリアンヌは、エドワードのおばあさまである女王陛下の誕生日会で顔を合わせた。含みのある笑顔を浮かべたのはマリアンヌ。エレシアの知らないところで、断罪劇の後始末は静かに進行していたのである。
そして、コツコツと着実に仕事をこなしてきたエドワードは王位継承権を取り戻した。再び王城で暮らす権利が与えられたエドワードがえらぶ王族としての快適な生活。