あらすじ
娘が「存在の意味」と呼ぶ、
万物がそれぞれに持つ存在のすべての情報を宿した目に見えない糸。
それを見出し触れることのできるその娘は、
外界から隔絶された王の秘密の社で日々粛々と糸を取り出し、
糸は工業的プロセスを経て特殊な道具へと作り変えられる。
資源争奪を巡る政略の中で道具は兵器として応用され、
王によって結成された孤児の少年少女兵団が
戦場へと投入されていく。
近代王国系ファンタジーの形をとり架空の王国を舞台に、
無鉄砲でおせっかいな下町の鉄鋼職人男子モンヂ・バックと、
森の奥深く王の秘密の社で、
万物から目に見えない糸を取り出す務めを担う
「つむぎびと」のディトの出会いから始まる、
国家、歴史、戦争、陰謀、政略、
孤児、少年兵士、虐待、家族、親と子、仲間、
人間と道具、工業、職人、仕事、社会、
創造と破壊と救済、生と死、人生、
偽りと真実、罪と罰、存在の意味、
などを描いた、
「奪われ、欺かれ、罪を背負い、それでも生きていく」物語。
テーマは重いですが、なるべくライトに書けるように頑張ります。
(2019.01.31)