あらすじ
千年の都が吐き出した溜息が溜まる場所に深夜一人で佇む女性、、、。
鏡のように磨き上げられた漆黒の高級車。重々しい駆動音と共に
ゆっくりと下降する。車内から漂い出したのは、高価な煙草の香りと、
どこか冷ややかな空気。そこに座る男は、仕立ての良さが一目でわかる
スーツにシワ一つないシャツの襟元からは、鍛え上げられた首筋が覗く。
「君なんでこない危ないところに一人でおるん?」
問いに対し彼女は、、、、。
【登場人物と舞台背景】
烏丸京司
京都の老舗極道“九条組”の若頭。全身にく見事な刺青。
若い頃組長に見込まれ極道の道へ。
冷静沈着。常に冷徹。武闘派というよりはエリート銀行員のような佇まいだが実際は武闘派の極道。
九条組
京都を拠点にする老舗ヤクザ組織。京都最大の博徒系暴力団。
牧村鈴華
大阪六條会総帥牧村の娘。渡世での親子関係で血縁はない。
香港の三合会から牧村に買い取られた。九龍城塞で育ち
幼い頃より殺しの英才教育を受けた一流の殺し屋。
六條会
牧村が立ち上げた比較的新しい組織。
武闘派の面を持ちつつ経済ヤクザとして成功した
一本独鈷を貫く暴力団。