あらすじ
【エブリスタ小説大賞2025 河出書房新社×梨「ホラー短編賞」】参加作品です
高校生の美咲は「悪夢」に囚われていた。夢の中に現れる「黒い影」。そいつが振り返ると必ず現実で身近な誰かが死ぬのだ。孤立する美咲を唯一支え続けたのは幼馴染の親友・ミサだった。
「大丈夫、ずっと側にいるよ」
ミサの提案で「夢日記」をつけ始めた美咲は、次第に現実と悪夢が曖昧になっていく。それでも、ミサさえいればよかった。
しかし、教室での出来事がきっかけにミサが消えてしまう。
ミサは実在したのか? それとも狂っていたのは自分なのか?
すべてを失った美咲が最後に選んだ「救い」とは――。