あらすじ
三十歳の 朝霧烈 は、二年半前のある出来事を境に、大企業の営業職をあっさり辞めた。
今は定時出勤・定時退社が徹底された工場の現場で働き、ボサボサ髪に無精ひげ、よれた作業着という「人生を諦めたおじさん」として静かに毎日をやりすごしている。
ある昼休み、植え込みの縁に腰掛け、缶コーヒーでぼんやりしていた烈の前に──突然、金髪ギャルが現れる。
「好きです! 私と付き合ってください!!」
は、はぁ!?!?
ていうか、お前誰だぁぁ!?!?
しかし、ギャルにとって烈は “知らない人” ではなくて──。
人生を諦めた“やさぐれおじさん”と、二年半越しの恋を貫く“金髪ギャル”。
世界も年齢も違う二人の距離が、確かに動き始める。
真っ暗にやさぐれた心に差し込む、ありえないほど眩しい恋──。
これは、ひねくれた大人が、ギャルの真っすぐな愛に再び救われていく物語。