あらすじ

都内の寂れた私設水族館。 僕は社会との距離を測りかねたまま、日々をやり過ごすようにそこで働いていた。 屋上の喫煙所に、天気の悪い日だけ現れる彼女。 棒付きキャンディを咥え、煙草を吸う素振りだけを繰り返す彼女との言葉を重ねるだけの日々。 ある日、彼女は唐突に問いかけた。 「お兄さんは人を殺したいって思ったことある?」 青年は答える。 「あるよ」 そして、声にせずに付け加えた。「というか殺したことがある」 これは小さな呪いとささやかな祈りの話。

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小説を読もう2026/01/12
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