あらすじ

「いい加減にしてくれ。……気味が悪いんだよ」 そう言われて、婚約を破棄された。 公爵家フォルティス家の末娘リュシアは、幼い頃に病室で出会った第二王子の婚約者だった。空気を読むのが苦手で感情表現も不器用だが、王子妃として相応しくあろうと、礼儀も笑い方も会話も「正解」だけを集めて自分を作り替えていく。 結果として残ったのは、本心の見えない仮面のような笑顔。 やがて第二王子は、サロンの真ん中でその笑顔を見て耐えきれず、婚約を破棄する言葉を吐き出す。 王宮から居場所を失ったリュシアが選んだのは、社交界ではなく「軍への志願」だった。 魔獣と戦火に蝕まれる戦場で、彼女の莫大な魔力と精密な制御、感情に流されない思考は、「人としては扱いづらいが戦力としては極めて有用」と評価されていく。 感情はうまく伝えられない。恋心もよく分からない。それでも、与えられた任務と背負った責任だけは決して取り違えない。 これは、王宮から追い出された「気味が悪い」公爵令嬢が、戦場でしか評価されない才能を使って国と仲間の命を守りながら、その果てに「誰に自分の一生を預けるか」を選ぶまでの、戦争と責任と、その後の恋の物語。

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小説を読もう2026/01/12
  • 現在の作品婚約破棄された公爵令嬢は、魔法騎士として前線に立つ