あらすじ
この世界では、魔法とスキルの強さが人の価値を決める。
五大魔法国の一つ、至高魔法国家ノクタリスに生まれた
中堅貴族の少年ルークは、幼少期から将来を約束された存在だった。
成人魔導師並みの魔容量。
家族からの愛。
可憐な婚約者。
すべてが揃った、順風満帆な人生。
だが、属性とスキルを判定する儀式の日、
ルークは“致命的な欠陥”を宣告される。
五属性すべてに適性を持つにもかかわらず、
覚えられる魔法は「初期魔法」のみ。
さらに、誰もが恐れる現象
複数属性使用による魔力衝突が、
彼には一切起こらないことが判明する。
「外れ」「失敗作」と蔑まれ、
すべてを失った少年は、
やがて気づく。
初期魔法は弱いのではない。
単属性しか扱えない世界が、狭すぎただけだと。
五属性を自在に組み合わせ、
理論と工夫だけで常識を覆す魔法を生み出すルーク。
これは
魔法至上主義国家で切り捨てられた少年が、
初期魔法だけで世界の理を塗り替えていく物語。