あらすじ

裏社会で畏怖される伝説の詐欺師・阿久津(あくつ)。彼には奇妙な信条があった。「嘘を吐いて逃げるのは三流。吐いた嘘を真実にしてこそ一流だ」。彼は「鑑定士」と名乗れば10年かけて本物の目を養い、「大富豪」と名乗れば実際に巨万の富を築く。嘘を現実に変えるための異常な努力こそが、彼の「詐欺」だった。 そんな彼が引退の舞台に選んだのは、腐敗した巨大医療財団。数年かけて「新薬開発の権威」として潜入し、財団の全資産を奪う計画は完璧に進んでいた。あとは金を奪い、静かに表舞台から消えるだけ。 しかし、視察に訪れた薄暗い病棟で出会った一人の少女の問いかけが、冷徹な男の計算を狂わせる――。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
エブリスタ
エブリスタ2026/01/11
  • 現在の作品【完結済み】嘘のつけない詐欺師