あらすじ

私の世界はいつだって静寂で、彼の世界はいつだって歪んだギターの音色(ディストーション)の中にあった。 ​ 教室の隅、窓際の席。そこが私、真理の定位置だ。  視線の先には、いつも見えない磁場が発生している。その中心にいるのは、ロック部のボーカル、剛くん。 ​ 机に腰掛け、乱暴に笑う横顔。足元には、命の次に大切だというギターケース。  彼が笑えば教室の温度が上がり、彼が歌えば空気の振動が変わる。 ​ 私とは、住む世界も、流れているBGMも違う。  一生交わることのない平行線。そう思っていた。 ​ ――あの日、放課後の教室で、彼が「秘密」を落としていくまでは。

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エブリスタ
エブリスタ2026/01/11
  • 現在の作品秘密のノートと、君との距離