あらすじ
むかしむかし、まだまだわたしたちのご先祖様たちが頭にちょんまげを載せてた頃のお話です。
その時分は田んぼに引きこむ水が足りないと頻繫に水争いが起きていたそうです。血で血を洗うほんとうの闘いからお殿様や代官といった「おかみ」への直訴までさまざまだったと伺っていましたので、皆んなが納得する誰の心根にもうんうんと沁み込みようなお話をひとつ拵えてみました。知恵が足りない分、公平で真っ直ぐな子に終生の水を振り分ける樋の番をさせた名主が述懐する話です。
親子いっしょの読み聞かせなどしていただければ幸いです。