あらすじ
ジェム・メイスは「ギズバラの虎」の異名を持つ19世紀の世界ヘビー級チャンピオンである。ただし彼が王座に就いていた時代は、素手拳闘の時代であ
り、ルールも今日とはかなり異なるため、現役時期は被っていても初めてグローブ着用の世界選手権を戦ったジョン・L・サリヴァンを初代世界ヘビー級チャンピオンと呼ぶのが通例となっている。そのため、所詮は前時代のボクサーとしてボクシング史の中でもあまり言及されることはなかったが、20世紀後半から再評価の機運が高まり、一九九〇年に国際ボクシング殿堂入りを果たしている。