あらすじ
※この作品には、性的描写、暴力描写などの表現が含まれています。15歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。
「お前のような出来損ないのオメガは、我が家の汚点だ」
家族に虐げられ、唯一の希望だったはずの婚約者である公爵家のアルファからも裏切られたリヒト。異母弟に婚約者を奪われ、彼が嫁がされた先は「二度と生きては戻れない」と噂される『氷の辺境伯』カイゼルの元だった。
絶望の淵で待っていたのは、噂とは違う豊かな大地と、無愛想ながらも不器用に優しさをくれるカイゼルの姿。
「お前が作る飯は、温かい」
凍てついた心を溶かすのは、温かい手料理と、ただ一人の番からの甘い溺愛。
これは、全てを失った不遇のオメガが、最強で無口な辺境伯アルファに愛され、本当の幸せを見つけるまでの物語。
――運命の番が、あなたでよかった。
じれったい二人のスローライフ&シンデレラストーリー、開幕!
【登場人物紹介】
リヒト・アッシュフェルト(22歳・オメガ)
本作の主人公。希少な男性オメガだが、家族からは冷遇されて育ち自己肯定感が低い。心優しく健気な性格で、料理が得意。全てを失い、氷の辺境伯の元へ嫁ぐことになる。
◆カイゼル・フォン・ヴォルフガング(28歳・アルファ)
北の辺境を治める伯爵。最強のアルファ。『氷の辺境伯』と噂され、冷徹で無口だと思われているが、実際は情が深く不器用なだけ。リヒトが運命の番だと気づき、全力で溺愛し始める。巨大な銀狼を相棒にしている。
◆エドガー・フォン・ヴァレンシュタイン(24歳・アルファ)
リヒトの元婚約者である公爵家の嫡男。プライドが高く自己中心的。リヒトを捨てて異母弟に乗り換えるが、後にリヒトの幸せを知り執着を見せる。
◆リアム・アッシュフェルト(20歳・オメガ)
リヒトの異母弟。兄を蔑み、その婚約者だったエドガーを誘惑して奪い取るが、自らの浅はかさによって破滅していく。