あらすじ

推しが消えた夜、佐藤香織(28)は自分も一緒に消えたかった。 広告代理店で働く彼女は、「空気を読むこと」に長けすぎて、自分の好きな色すら思い出せなくなっていた。推し活で心を埋め、上司の理不尽に耐え、誰にも嫌われないように生きてきた。でも、推しの活動休止と職場での濡れ衣が重なった夜、彼女の心は完全に空っぽになった。 深夜の渋谷を彷徨ううち、迷い込んだ裏路地で、白く光る「ガラスの鳥居」を見つける。 そこにあったのは、透明な床と光ファイバーが脈打つ、まるで近未来のような神社。そして、銀髪の宮司・ハクが、冷たく言い放つ。 「君、中身が透けてるよ。空っぽだ」

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カクヨム
カクヨム2026/01/11
  • 現在の作品透明なお守りが教えてくれた、本当の私の色 月読透花宮 ―涙を糸に変える、現代の神社―