あらすじ
借金800万円と、妹の学費360万円。
配送ドライバーの俺・恵比寿善は、深夜配送で必死に働いていた。
ある日、配送アプリのAIナビが壊れた。
「次の配送先は……異世界、エルフの森です」
は? 異世界?
でも、納期がある。行くしかない。
ナビ通りに進むと、本当に異世界に着いた。
車は鎌付きの馬車に変化し、災厄の化身「ナイトメア」が現れた。
「我の名は、ナイトメア。魔界の災厄の化身である!」
「……ポチでいいか」
「ポチだと!?」
こうして、俺は喋る馬の飼い主になった。
配送を続けるうちに、俺は気づく。
現代の「ジャム」が、異世界では「伝説の秘薬」。
現代の「100均グッズ」が、異世界では「神器」。
「また死神が来た……!」
異世界で「伝説の死神」として恐れられていた。
俺はただ、納期を守りたいだけなんだが?
母との約束を守るために。
妹の夢を支えるために。
普通の生活を取り戻すために——
俺は今日も、異世界と現代を往復する。